講談社から出ている、弁護士にして作家の中嶋博行先生の本です。値段は890円というなかなかお手頃な値段。
内容的には、表題にあるように、逆転裁判の成歩堂龍一や、御剣怜侍が裁判員法廷に挑む100頁位の小説と、その後に裁判員刑事手続き解説が載っている、といったようなものです。
中嶋先生の手による100頁の小説ですが、内容的にとても分かりやすいだけでなく、弁護士や検事の考え方、法廷での質問の仕方などもさすが現職の先生が書かれているだけあって、しっかり示されていて、面白いです。文章も分かりやすく、短いながらもきちんと起承転結もあるのであっという間に読めますね。
そして、後半の解説部分も大変分かりやすく書かれていて、裁判員になる前に、刑事裁判や裁判員制の大枠を掴みたい、という方には大変オススメできる逸品だと思います。逆転裁判シリーズ好きの方にもオススメです^^